FTM 子供ができるまで

30代FTMの子供を授かるまでと日常のちょっとしたことを書いてます

ホルモン注射

次の検査まで子供は待って

 

ドクターストップがかかったので今回は私の治療について書こうと思います

 

30代の私が初めて男性ホルモン投与をしたのは20才の時です

 

当時はミックスバーで働いていました

治療に関する情報はあまりなく

サイトなんかで同じFTMの人に聞いても

 

『なんで教えないといけないの?自分で調べなよ』

 

って考えの人が多かったんです

 

カウンセリングは時間の無駄って思ってたから同じ店の人に病院紹介してもらって治療を始めました

 

カウンセリングは自分の生き方に悩んでる人とかは行った方がいいと思う

 

治療初めてから『やっぱり辞めた』って思っても遅いからね

 

治療する前に親にはちゃんと話をしました

 

『自分のお金で責任持ってやるならいいんじゃない?』

 

かなりあっさりした返答でしたね

 

注射を打ち初めてすぐ生理は止まりました

 

数ヶ月後には声変わりが始まったかな

 

大きい声を出すと声が裏返ったり

声が安定しないから歌が下手になる

久しぶりに会う人なんかは『風邪ひいたの?』って言われることが多かった

 

声は1年くらいで落ち着いたかな

 

声が低くなるだけで一気にパス度が上がる気がする

 

中性的な見た目で『あれ?あの人どっちなんだろ?』って思われても声が低ければ男って認識されるからね

 

注射を始めて昼間の仕事は男性として働かせてもらえるように面接の時に話をしてこの頃から男性として働き始めた

 

 

これは人によって考え方が違うと思うけど

注射をしてある程度パス度が上がってから男性として働いた方が雇う側としては採用しやすいと思う

 

何も治療しないうちに『性同一性障害だから男性として働かせてください』って言っても見た目が伴ってなければ難しいよね

 

全員が性同一性障害に対して理解して接してくれるわけじゃないから会社側は無駄なトラブルは避けたい

 

そういう理由で不採用になる場合もあるんだけどそれを理解してないFTMもいる

 

若い頃『会社の人とか友達とかにFTMだって伝えて理解してもらいたい』って頑張ってた子がいたけど言われた方は『だから何?どうすればいいの?』ってならないのかな?

 

私が言われる側だったら偏見とかそんなんじゃなく『だから何?』って思うかな

 

 

戸籍変更まで考えてるならFTMだなんて周りに言いたくないね

 

自分だけが変な目で見られたり色んな話でバカにされたりするぶんにはしょうがないって思えるけどその対象が彼女とか嫁にいくかもしれないしね